小さな街の個店が、社会を豊かにしています。

 クレストパートナーズ株式会社は、質の高いプロフェッショナルな経営支援サービスにより、”街の個店”*の組織力および経営力の強化を支援することを通じて、創造性にあふれ多様で個性的な”街の個店”が数多くある、より豊かでより幸せな地域社会**の確立に貢献します。

*”街の個店”とは、地域の中小規模の事業者、おもに小規模の事業者(個人事業者および中小規模法人等)を想定しています。

**”地域社会”とは、各駅周辺商店街のように、おもに徒歩や自転車での地域内移動を前提とする一定範囲の地理的空間に含まれる、
人々の協同的な日常生活の場である社会を想定しています。

ごあいさつ Message

 加速するグローバル化や、膨張を続ける金融経済などにより、“富”の偏在が加速する世界経済のなか、世界的な大企業でさえ生き残りに必死ななか、
 なぜ、より小さな規模の資本しか持たない”街の個店”が、”Beautiful”であり、”Strong”なのでしょうか?


 なぜならそれは、”街の個店”には、大企業には無い、次に掲げるような”潜在的な力”があるためです。


①顧客ニーズを真に充足することができる力。

②真の仕事の価値を従業員に提供することができる力。

③地域経済を安定化することができる力。

④地域社会の基盤となることができる力。

 

 当社は、”街の個店”が、これら”潜在的な力”を活かすための組織力および経営力の強化を、質の高いプロフェッショナルな経営支援サービスの提供により支援することで、創造性にあふれ多様で個性的な、”街の個店”の発展に貢献し、より豊かで幸せな地域社会の確立に貢献します。

 

”街の個店”は、顧客ニーズを真に充足することができる。

街の個店は顧客ニーズを真に充足することができる。

 さまざまな商品やサービスが行き渡り、飽和するなかで、人々はどんどん買い物上手になっています。また、限られた時間やお金を”より価値のあるものに使いたい”、”ムダなものに使いたくない”との思いも強くなってきています。

 そうした人々の気持ちに応えられる事業者とはどのような事業者なのでしょうか?
 そうした人々の気持ちに応えられるのは、安価な商品を大量に供給できる、所謂グローバル大企業なのでしょうか?

 大企業がその強みである企業規模を活かし、その組織を維持し続けるためには、単純で広大な市場に、規格化、標準化された商品・サービスを大量に販売する必要があります。また企業規模が大きいこと等の理由から経営者と顧客との間にはコミュニケーション上大きな隔たりがあります。そのため大企業は、人々個々の多種多様なニーズを十分に満たすことのできる商品・サービスを、適所に適量だけ提供することが本来的に苦手です。

 一方で、小さな”街の個店”は、組織が小さくその組織を維持するために大きな市場を必要とはしません。くわえて、事業規模が小さいため、経営者と顧客との距離が近く、経営者自身が人々個々の多種多様なニーズを直接把握することができます。そして組織が軽量のため顧客の変化に組織や従業員が迅速に対応することが可能です。

 さらには、顧客の信頼獲得という視点でみた場合に、大企業はそのネームバリューや調達力を活かした低価格により顧客の興味、一時的な信頼を獲得することはできます、しかし”街の個店”の、そのプロ意識を直接感じられるコミュニケーションで獲得される顧客の信頼は、大企業のそれを凌駕することが出来るのではないでしょうか。

 とくに、顧客が信頼関係を重視するであろう、食品製造や食品小売、飲食、教育、福祉その他、日々の生活の質に大きな影響を与える商品・サービスを扱う業種において、”街の個店”は大きなアドバンテージ(競争優位性)を持っていると考えられます。

”街の個店”は、仕事の真の価値を従業員に提供することができる。

街の個店は仕事の真の価値を従業員に提供することができる。

 本来、人々が仕事をすることにより実現したいことは何でしょうか?

 恐らくそれは、経済的安定にはじまる自分や周囲の人々の幸せであり、仕事をすることにより人々から必要とされ敬意を受けることではないでしょうか。

 経営者、従業員、政治家、公務員、教師、母親、父親等々社会的立場を持つ人々は当然のこと、さらには若者や小さな子供でさえ、何らかの仕事をすることにより、周囲の人々の幸せに貢献することができ、人々から感謝され、敬意を得ることを欲しているのではないでしょうか。

 一方で、大企業を信仰する価値観が支配的な現代社会では、属する企業の規模等に基づき社会的評価を受け、敬意が払われることが当たり前になっており、一般的に、大企業に属さない人々は敬意を得ることが困難になります。しかし実社会では大企業に属さない人々が多数を占めており、大企業信仰とは異なる価値観が必要とされています。

 そこに”街の個店”の大きな役割が存在しています。

 例えば、地域社会において小さな”街の個店”を経営することにより、地域の顧客と密接な関係を築き、地域社会の発展に長期的に関与することはやりがいのある仕事と言えるのではないでしょうか。大企業で働き立場を築くことよりもやりがいのある仕事かもしれません。

 そこでは大企業における、”ビジネス”というお題目のもと、”カネ”や”効率”ですべてを判断する寒々しい価値観ではなく、日本人が子供の頃から慣れ親しんでいる”人を思いやる”という価値観に基づいて仕事をとらえ、肩書などに基づかない自分自身の努力で、地域社会の人々から必要とされ、敬意を受けることができるかもしれません。

 現在は資本金をほとんど準備せずに事業が始められます。例えば、アルバイトで稼いだお金で自動車やオートバイを買うように、学生のうちに少しの資金で地域社会に小さな”街の個店”を立ち上げることも面白いかもしれません。卒業時には、すでに地域社会に足場を持っておくことができるかもしれません。

”街の個店”は、地域経済を安定化することができる。

街の個店は地域経済を安定化することができる。

 加速するグローバル化、過度に膨張を続ける金融経済により、“富”の偏在が加速する世界経済の中で生き残っていくためには、人も企業も競争力を高める必要があるとあらゆる場面で指摘されています。

 一面ではそれは正しい指摘なのでしょう。しかし過度に競争を意識した社会では人々のつながりは希薄になり、利己的な風潮が強まることが懸念されます。

 人には誰でもその人生において、出産、育児、子供の教育、病気、家族の介護、老後等々その人生のスピードを落とさざるを得ないイベントが必ず訪れます。そしてそのイベントに際しては“競争”ではなく“協創”の価値観を持った地域社会、いわば健全な地域社会の存在が必要となります。

 そうした”協創”の価値観を持った健全な地域社会を維持、発展させていくためには、不安定な世界経済や金融経済の影響を受け難い、安定した地域経済の確立が必要となります。いわば”富”の多くを地域社会の中で取込み、地域社会の中で循環させ、多くを地域外に流出させない仕組みの確立が必要となります。

 その様な地域経済を確立するためには、地域社会に居住する人々が外の世界から獲得してくる”富”の多くを、当該地域の”街の個店”が消費等で取込み、それを同地域の他の”街の個店”で再消費等することにより、いわゆる”富”を地域社会の中で循環させることが必要です。地域に根ざさない大企業への消費は、”富”の多くがその本社等へ吸い上げられ、多くが地域社会には戻って来ません。

 そのため安定した地域経済の仕組み構築に根本的に必要となるのが多様で魅力的な数多くの”街の個店”の存在なのです。

”街の個店”は、地域社会の基盤となることができる。

街の個店は地域社会の基盤となることができる。

 赤ちゃんのいる家族、小さな子供のいる家族、妊娠している女性やお年寄り等にとり、日々の必要な買い物を、住み慣れた地域社会の中で、徒歩でのんびりと済ますことができるということは大きな魅力です。

 子供連れの家族にとって、日々の買い物の際、地域社会で”街の個店”を営む、顔見知りの人々と子供がコミュニケーションがとれるということは、教育上の観点、防犯上の観点から非常に魅力的です。お年寄りにとっても、日々の買い物の際に地域社会で”街の個店”を営む、顔見知りの人々とコミュニケーションがとれるということは健康上の観点、防犯上の観点から魅力的でしょう。

 けれど、そうした人々のニーズを大企業の小売店やフランチャイズ店は一般的には満たすことができません。なぜなら低価格で大量の商品・サービスを販売したい大企業にとっては、接客時間は短いほど良く、個々の顧客に対して個別の対応を提供することは非効率なためです。また多くの場合マニュアルに基づいた接客が基本であり、人々の個々のニーズに対応することは多くの場合、不可能です。

 そうした大企業に対し、顧客と顔の見える関係を構築できる小さな”街の個店”は大きなアドバンテージ(競争優位性)があります。それぞれの”街の個店”がそれぞれの顧客と密接な関係を築き、そうした”街の個店”が数多く地域社会に存在することで、地域社会に人々のネットワークを構築することができます。

 そうした地域社会では、希薄な人間関係による利己的な風潮の蔓延を防ぎ、顔の見えるコミュニケーションに基づくネットワークにより他人を思いやる利他的な風潮を広めることができます。

 何より、大企業小売店やフランチャイズ店ばかりが林立する地域社会で生活することは、単調な街並みに個性や独自性のない商品・サービスと面白くないのではないでしょうか。

 人々の生活にとって多種多様な”街の個店”が数多くある地域社会は魅力的であり、それら”街の個店”がこだわりや自信を持つ商品・サービスがあふれる地域社会には温かさや面白みがあるのではないでしょうか。